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Current Issue

Liver and Glycosylation

肝疾患関連糖鎖の網羅的解析

小川 浩司 / 坂本 直哉

last updated 2019/12/02 (Glycoforum. 2019 Vol.22 (5), A13)

糖鎖マーカーは疾患の発症や重症度に連動した、特定の糖たんぱく質に見いだされる糖鎖構造変化に着目している。近年、微量な糖鎖構造変化を検出する技術が進歩し、糖鎖マーカーという新たな検査が可能となった。本稿では肝疾患に対する糖鎖の網羅的解析の現状、および当グループで行っている脂肪性肝疾患症例に対する糖鎖解析についても紹介する。

Glycan and Database

糖鎖のデータベース(GlyTouCan (GlyCosmos Glycans), GlycomeAtlas, TotalGlycome, GlycoEpitope)

山田 一作 / 新町 大輔 / 塩田 正明 / 三浦 信明 / 奥田 修二郎 / 木下 聖子

last updated 2019/12/02 (Glycoforum. 2019 Vol.22 (5), A14)

本シリーズの第5回では、糖鎖のデータベースについて説明いたします。生体内には多様な構造を持つ糖鎖が存在し、遊離糖鎖をはじめ糖タンパク質や糖脂質などの複合糖質としても存在します。ここでは糖鎖のデータベースとして糖鎖構造および糖鎖抗原(糖鎖エピトープ)について、国際糖鎖構造リポジトリGlyTouCan、糖鎖構造のデータベースであるGlyCosmos Glycans、糖鎖局在のデータベースであるGlycomeAtlas、糖鎖の発現解析のデータベースであるTotalGlycome、糖鎖抗原・抗体のデータベースであるGlycoEpitopeを紹介します。

Infections disease and Glycomicrobiology

IgE付加糖鎖を標的としたアレルギー治療の可能性

山崎 達也 / 髙村(赤司)祥子

last updated 2019/12/02 (Glycoforum. 2019 Vol.22 (5), A15)

抗体の機能において糖鎖は重要な役割を果たしている。たとえばIgG抗体に付加した、ある1つの糖鎖を除去することで、細胞傷害活性が劇的に上がることが知られている。本稿で話題の中心となるIgE抗体に付加された糖鎖についても、それを酵素で除去することで、IgEの受容体(FcεRI)への結合能が著しく低下すると報告されている。しかし、特異的にIgEの糖鎖を切断し、その機能に影響を与える酵素はまだ見つかっていない。我々は偶然にも、コレラ菌由来の成分がIgE(マウス)を特異的に不活化することを見出した。現在、ヒトIgEでも同様の効果が得られるか研究を進めている。これらの研究成果によって、IgEの糖鎖を標的とした新しいアレルギー治療法の開発に貢献したいと考えている。

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