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Current Issue

Galectins

ガレクチンの一生:細胞及びin vivoの役割を知る上で必要な時間、濃度、親和性に関するいくつかの問い

Hakon Leffler

last updated 2022/10/03 (Glycoforum. 2022 Vol.25 (5), A12)

ガレクチンは小さな可溶性の糖鎖結合タンパク質からなる家系であり、数多くの細胞機能に関与することが知られている。具体的には、炎症や線維症、がんなどの疾患に対する診断や治療標的として注目を集めている。しかしながら、ガレクチンの役割は枚挙に暇がなく、ありとあらゆる生命現象(コンテクスト)に絡んでいるのが事実である。例えば、ガレクチンは細胞内でも細胞外でも、低濃度でも高濃度でも作用し、また、緩徐にも迅速にも機能し、低い特異性で働くこともあれば高い特異性での機能もある。このため、「これがガレクチン家系の、あるいは特定のガレクチンの機能である」という具合にガレクチンの機能を一言で言い表すのは難しい。本稿では、ガレクチンに残された、興味深く、かつ重要な未解決問題を読者に提起するために、上記の現象を具体的に述べながら、ガレクチンの一生を論じてみたい。ただし、ここで述べる事柄は必ずしも正確を期したものではない。とは言え、内容は概ね正しく、ガレクチンにまつわる多くの疑問を明示するのに役立つだろう。 ...and more

Chitin and Chitosan

キチンからのソフトマテリアル開発の試み

門川 淳一

last updated 2022/10/03 (Glycoforum. 2022 Vol.25 (5), A13)

キチンは、セルロースと並ぶ地球上に最も豊富に存在する有機資源である。しかし、キチンは分子内・分子間での多数の水素結合形成による高い結晶性と強固な伸びきり分子鎖集合構造を形成するため、実用的材料としてはほとんど有効利用されていない。特に、N-アセチル-ᴅ-グルコサミン繰り返しユニット中のアセトアミド基が非常に強固な分子間水素結合を形成することで、キチンはセルロースと比較して、より溶解性、加工性に乏しい。近年、イオン液体が、キチンからのソフトマテリアル創製に用いられて注目されている。本稿では、イオン液体による溶解あるいはゲル化を経由する、柔軟、熱可塑性などのソフトマテリアル化の試みについて概説する。 ...and more

Glycotopics

リビトールリン酸と筋ジストロフィー治療戦略

金川 基

last updated 2022/10/03 (Glycoforum. 2022 Vol.25 (5), A14)

リビトールリン酸はバクテリアの細胞壁成分であるタイコ酸の構成分子として知られる糖アルコールリン酸である。2016年、マトリクス受容体であるジストログリカンという膜タンパク質に修飾される糖鎖の成分として、脊椎動物細胞においてもリビトールリン酸が存在することが明らかになった。同時に、リビトールリン酸の生合成に関する酵素群も明らかになったが、これらの酵素をコードする遺伝子の異常は筋ジストロフィー発症の原因となる。リビトールリン酸修飾のメカニズムが明らかになるとともに、リビトールリン酸異常型筋ジストロフィーに対する治療法開発が熱を帯びてきた。本稿では、リビトールリン酸の発見の経緯と現在提唱されている治療戦略を紹介する。 ...and more

Glycotext

バイオ医療応⽤に向けたナノゲル⼯学とエクソソーム⼯学

秋吉 一成

last updated 2022/10/03 (Glycoforum. 2022 Vol.25 (SI), G4)

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